「若手が挑戦しない」と口にするベテラン

「うちの若手は挑戦しない。どうしたらよいか?」と質問されることがある。たしかに若手が挑戦しないことは事実。私も肌感がある理解はできる。

自分が若手の立場から、若手の都合や思考・行動・感情をできるかぎり想像できているのなら「若手が挑戦しない」とは口にしない。若手の立場から自分のことを客観視できるため。

組織ではたらくベテランの中で「若手が挑戦しない」という人の多くは、自分自身が挑戦をしていない。上から言われる方針や指示を、面従腹背で最低限、こなしている。このことに本人は気が付かない。このことを若手が観ている。若手が挑戦する環境には無い。

せめて若手のできることを増やしてあげて、自発的にしてあげればよいと常々思う。自分の都合で関わり「できないのは若手が悪い」と結論付ける。あまりにも人を大事にしなさすぎる。そもそも、自分の役割さえ担えていないことに気が付かない。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000068315.html