上と下の間に立つ課長・課長代理などの中間管理職が今から継続した方が良いこと

上からの方針と指示に従う。これは必要なこと。

上は直属の上司もあれば、プロジェクトの統括者、本社や管理部など。

さまざまな方針と指示が、中間管理職に降り注ぐ。

立ち止まり思考することが忘れ去られていくことがある。

目の前のことに対処、目の前のことを処理することで手一杯になる。

それはそれで小さな達成感を得てしまう。

「ぶじにこなせた」「ぶじに終えられた」。

その達成感を非金銭的な報酬にして仕事を続けられてしまう。

方針や指示に対処、処理する中で上手く行かないことも出てくる。

「上手く行かないのは(方針や指示を出した)〇〇が悪い」としたくなる。

他責が発生する。他責は思考を止める。

「なぜ、上手く行かないのか?」

「どうすれば、上手く行くのか?」

「そもそもの目的は何だったのか?」

これらの思考が、他責が発生することで消える。

部下に対して方針や指示が変更されたことを伝える必要があることが出てくる。

それを伝えるのが負担になることもある。

自分がやるほうが目先では効率的。自分がやる。

どんどん自分が対処・処理することが増える。

ますます、思考することができなくなる。

それを観ている部下は中間管理職になりたくないと思うようになる。

「部下に仕事を渡すように」

「もっと考える仕事をしてほしい」

などと正論を中間管理職が言われる。

こんな正論は機能しない。

では、忙しい中でどうすれば良いのか?

「自分の快・報酬が何か?」

「自分が目的にするものは何か?」

この2つを自分に問うことが最も現実的です。

その場では答えが出ることは無い。

まずは3週間、21営業日続けていただきたい。

そもそもの目的、他責にしない原因、打ち手。

中間管理職をしている中で、これらの思考が継続できれば、その後、役職が上がっても機能する。

しかし、これらができずに役職が上になると、組織が狂いだす。

だれも決められない。

目先の効率を最優先にする。

未来を創るには、目先の非効率が必要になる。