人と話をする。自分自身に問いかける、内省する。その際に、自分が使った言葉に対して「それは具体的に何?」と問いかける。
具体的な絵、イメージが浮かぶまで、言葉を具体的なモノにしていく。具体化したモノが、時間軸にそって未来にも、過去にも、ありえない状況にも置くことができるまで、具体的にする。
人間が言葉を発する場合、9割以上は具体性が不足する。その言葉を使っている本人でさえ、「それは具体的に何?」と問いかけられると、言葉につまる。言葉を曖昧なまま使うことで、目先のことは過ぎていく。しかし、想像力は高まらないため、未来を少しでも創ることができなくなる。わかりやすい例が“他責”。何かが起こると他責にする。そもそもの原因は、自分が曖昧なまま生きていることにある。
他責にしても物事は先には進まない。問題は解決されることはない。問題を一旦、どこかに置いておくと、いずれどこかで大きな問題に膨れ上げる。目先はやり過ごせても、ゆくゆくはそうはいかない。
生きていくには想像力が必要になる。想像力は体系的に身に付けることができる。想像力があることで、創造力を高めていける。想像力がないままでは、創造力は発揮できない。