研修の評価平均4.8から0.0。いずれもお客様満足度が高く継続を頂けている

評点の最高は5.0。参加者平均4.8の評価は高い。一方で0.0は最悪に低い評価。しかし、いずれの評価点であっても、主催者側の満足度が高く、毎月実施で最低でも3年以上のお取引きを頂くことができている。なぜ、なのか。研修の評価のものさしの前提には、参加者がすでにある需要を対処する行動と思考を高めていくことがある。平均4.8は既存の需要への対処能力を上げられていると参加者が認識している結果。

しかし、この物指には問題がある。新たな需要を創造する場合、この物指の通常の評価が機能しなくなる。参加者がもっている組織と業界の常識とルールは、すでにある物事を効率的に生産性高く対処するための手段。この手段を取り除くことが、新たな需要を創造する場合には必要となる。参加者は不快感を得ていく。新たなやり方を身に付けることへの抵抗感が発生する。その結果、参加者の評価は0に近づいていく。既存の評価の物指で0になることは、新たな需要を創造する場合は極めて高い評価になる。

このような前提の理解ができていない大手企業の人材開発担当者は、アンケート結果を観た直後に、今まで見たことのないネガティブな表情と声で連絡をされる。大手企業は過去に極一部の誰かが創造してきた既存の需要を生産性高く対処することで高い評価を得て来ている。評価の物指はほぼ、既存の需要への対処が前提になっている。イノベーションとどれだけスローガンを唱えても、変わらない。その理由を垣間見ることができる。

良い悪いを自分の頭で判断できる。そのような人が徐々に増えてきている。その結果、限りなく0に近い評価を、高く評価し、継続したプログラム開発を依頼いただけるようになってきている。

新たな需要を開発、開拓、創造していくには、現在の組織と業界の常識の物指は機能しない。これから組織と業界の常識になっていく物指をつくり評価をしていく必要がある。