景気が悪くなると「フロー型からストック型」と言う軽薄さ。相手のことを考える習慣が大事

景気が悪くなりはじめると第3者が「フロー型からストック型」と言う。これを繰り返す。商売・ビジネスの責任を持つ人であれば、このご意見に違和感がある。

ストック型は取引先やお客様の利益をはかりながら、自分達も繁栄していく共働型で仕事をしている。相手に対して処理をせずに向き合う。自社の都合を一方的に押し付けることはない。目先では非効率で非生産的な場面もとうぜんある。それが正常。そもそも、ストック型が商売やビジネスの基盤。相手の問題を解決することが商売やビジネスなのだから。相手の問題は関わることでしか、見えてこないため。そのうえでフロー型を組み込んでいくだけのこと。

フロー型は相手のことを考えずに自社や自分の都合を取引先やお客様に押し付けている。そのことに気が付かないで「お客様のために」と思考を止めたスローガンのもとで、売りつけていく、押し付けていく。受け入れてくれない相手は気にしないで流していく。目先では短期的には、極めて効率的で生産的。

景気が悪くなると「フロー型からストック型」と言う第3者の人達。それを受け取る人達。お互い様だが、とても軽薄。少しは相手のことを大事にしてほしい。少しは人に恥じない生き方をした方が良いでは。とつい思ってしまう。

こどもは「なぜ?」を掘っていく。大人の9割以上は「なぜ?」が出てこない。難しいことではないのに。おとなは本質が何かを思考しなくなる。思考するよりも、すでに身に付けたやり口や、上からの方針や指示に従っていた方がラク。上手く行かない場合に、他責にもできる。「指示した〇〇が悪い。私は悪くない」。

子供のなぜに応えられない大人。その大人に育てられた子供は、同じような大人になる。子供の都合に立てない大人が、お客様や取引先の都合を肌感覚で理解できるわけがない。