構想する『リーダーの肌感覚』

~組織のリーダーに必要な芸術と応用行動分析~

肌感覚は目的を持ち実際に経験することで身に付く。肌感覚があることで具体的な絵・イメージの想像ができる。具体的な絵・イメージは、先々めざしていく状態になる。

先々目指してく状態に近づくためには、現状を知る必要がある。現状を知るために、2次データを使い分析、現状の特徴と傾向を把握する。この分析と把握は、肌感覚が無くてもできる。

先々目指してく状態と現状を比べることで、解決していく問題が観えてくる。この問題は「ゼロをプラス」にしていくために解決するもの。設定型の問題。この問題の解き方は存在していない。この問題も過去に存在していない。問題と解き方の仮説を構想し、やってみながら問題と解き方をつくっていく。そうやって、先々に目指していく状態・絵・イメージに近づいていく。周囲のオペレーションに優れた人たちからは「非効率」「何をしているのかがわからない」と言われる。

現状と同じ未来が確実にやってくる場合は、肌感覚は必要ない。

発生する問題の火消しを続けていても、成果や結果はでる。この問題は「マイナスをゼロ」にするために解決する。「昨年対比〇〇%増」を掲げれば済む。現状、上手く行っている、成果や結果が出ている思考と行動のやり方をパターン化して、それをメンバーの習慣にすれば、今まで以上によりよい成果と結果が得られる。マニュアルやチェックリストが力を発揮する。マニュアルやチェックリストを「やったか?」「やっていないか?」をチェックし続ければ良い。自発的な思考や行動は、無くても成果や結果は出るため。

やってくる未来が、現状とは異なる場合は、肌感覚と現状分析が必要になる。

特にリーダーは肌感覚が必要になる。現状分析はオペレーションに優れたメンバーにお願いすれば良い。やってくる未来が、現状とは異なる場合、未来を想い描き、臨場感のある絵・イメージを構想する必要がある。未来の絵・イメージがあることで、解いていく問題が観えてくるため。

オペレーションの領域ではなく、クリエイションの領域にリーダーは入る必要がある。

クリエイションはセンスではないです。自分の経験から得られる肌感覚の蓄積です。まず、やってみて肌感覚で現状を理解することで養われていきます。とうぜん、うまくいかない、他人がみると「失敗している」とみる。リーダーをしている人の9割以上は、オペレーションの領域でとても優秀だった成功体験がある。そのため、ステップを踏むことでクリエイションの領域に入ることができる。

どのようなステップを踏むと良いのか?

このステップを具体的にどうやって踏んでいくのか?そのやり方と続け方を芸術と応用行動分析学にもとづいて身に付ける組織が少しずつですが増えています。