物事が進まない原因を、人間の心や意識にもとめる傾向がある。「心を入れ替える」「意識を高める」ことをすれば良いのか?それは無理なことです。
「以後気をつけます」「肝に銘じます」などと熱い言葉を出しても、行動と思考は変わらない。行動と思考が変わらないため、心や意識も変わらない。同じ過ちを繰り返す。
それでも、心や意識に原因を求めようとする。心や意識に問題の原因があるとすることで、それ以上、思考をせずに済む。人間にとって、思考することは負荷がかかる。負荷は不快。人間、不快を回避し、快に接近する。それだけのこと。
心や意識を動かす外部刺激がある。その外部刺激を変えていくことで、心や意識は変わっていく。直接、心や意識を変えようとしない方が物事は上手く行く。そのやり方を身に付けた方が、仕事がしやすくなる。生きやすくもなる。
「具体的にどのような心や意識を必要としているのか?」
「その心や意識に近づくために、具体的にどのような行動と思考をすれば良いのか?」
「その行動と思考を続けるために、どのような達成感をどのように得ていけばよいのか?」
「その行動と思考を妨げる刺激を発生させないようにするには?」