自分が担当する業務の“効率”を上げる。
業務の成果物の“品質”を上げる。
これができる人が高く評価される。
一度でも高い評価を得た人は、業務の効率化と品質の向上を続ける。この改善には、達成感が発生しだす。仕事をしている実感を日々、得ることができるようになる。
また、より効率化するために、業務標準を具体化し、仕組化し、機械化・自動化を進める。その業務をこなす担当者の人数は、機械化・自動化前に比べ少ない人数で済むようになる。これができる人は、より高い評価をされる。
これらが成立する前提条件は、
需要が変わらずにあること。
需要は特定のお客様が「必要だから欲しい」と思うこと。
お客様が「必要だから欲しい」と思わなくなった場合、需要はなくなる。
需要を掘り起こすために、営業担当者がお客様に関わり、信頼を獲得、買ってもらえるようにはなる。しかし、この場合、お客様は「必要だから欲しい」よりも、「ここまで(営業担当者の)〇〇さんがしてくれたから買う」の方が強い。
環境が変わることで、お客様の生活と仕事のやり方は変わっていく。それに従って、考え方も変わっていく。
この状況で、自分が担当する業務効率を上げて、成果物の品質をあげる努力をいくらしても、だれもその価値を必要としていないため、その時間と労力には残念ながら経済的な価値はない。
そもそもの需要がない、もしくは減少する状況下で、マーケティングを自動化しても、お客様が「必要だから欲しい」と思っていないため、ムダな投資で終わる。
このような状況下で、人間はどうすれば良いのか?
需要を創造する。
これが唯一の打ち手。
需要を創造するためには、需要を開発し、お金を払う余力のある特定の人(法人を含む)と関わり開拓する必要がある。
特定の人の多くは、ありたい姿や正しい状態がわからないことが多い。この状態がわからない場合、今の状況に問題があることを認識できない。したがって、特定の人が言葉にすることを文字通り受け止めても、需要の想像にはつながらない。
特定の人の生活・仕事環境が今後、どう変わっていくのか。
その変わった環境で、どうあれば、その人の利益が増えるのか。
利益には2つある。金銭的な利益と非金銭的な利益。
それを特定の人に代わって、インプットを増やし、想像してあげる。その内容を、特定の相手に、たたき台として伝えインプットしてもらう。人間「これした方が良いです」といきなり人から言われると不快になる。不快には行動をうながす機能はない。相手の行動をうながすには相手にとっての快が必要になる。
どれだけ相手のことを思い、相手の今後にとってすばらしいものを考えても、相手は人間。人間には感情があり、好き・嫌い、ようするに快・不快で動く。合理的ではない。
これらは頭では理解できる。しかし、10人中9人以上は、この頭で理解できることを実際に行動におこし、それを続けることができない。今まで、決められた範囲の業務を、より早く、より品質高くする行動と思考をしてきています。それは習慣になっている。この習慣を少しずつ取り除く必要があります。
また、過去の数字から予測を立て、その予測にもとづいて計画を立てる。この思考と行動習慣も、少しずつ取り除く必要もある。新たな需要・仕事を創造する場合、やったことがないことをやることで、次に解くべき具体的な課題が観えてくる。予測と計画が機能しないため。
創造力・クリエイティビティは高めることができるスキルです。今まで、一部の人のセンスや感性としてブラックボックス化されたいただけです。系統的に行動を変え、その結果、思考を変えていく。そうすることで、誰でも創造力・クリエイティビティは身について行く。
過去300,000万人のビジネスに関わる人達から、創造力・クリエイティビティが高い人、ふつうの人、低い人の行動・思考特性を、行動観察と機能分析をした結果です。
自分が担当する業務の“効率”を上げる。
業務の成果物の“品質”を上げる。
これを行う前に、まず、そもそも自分が担当する業務には、需要があるのか。1週間から1ヶ月先、半年後は需要があったとしても、それ以降はどうなのか。それを想像する。想像するためにはインプットが必要になる。インプットが不足する状況で、どれだけ想像をしても、それは1人よがりなもので、特定の人の姿が消えてしまう。
まずは、自分の業務とその成果物を受取る相手と最終的な受取り手は、その業務を必要としているのか。そこから振り返ることは、すぐにできます。
では、具体的にどうすれば需要を創造し、自分が生き残るために必要なお金を獲得できるようになるのか?