需要創造と生産性向上は別の仕事

効率を上げ、生産性を上げる。しかし、その努力がムダになる、努力が報われない局面がある。既存の需要・仕事を受取るお客様・相手が、少なくなっていく、もしくはいなくなる場面。

既存の需要・仕事は、特定の誰かがそれを必要としているから発生している。その特定の誰かは、いずれいなくなることを想像せずに、ムダを取除き業務を短縮化、繰り返しやっているモノは標準化、標準化できるもので人間がやるよりも安く・速く・正確にできるものは機械化を進める。

しかし、そもそも、根本の需要・仕事が無くなった場合、これらの生産効率を上げる取組みに投じた、時間とお金は全てムダになる。

やることが決まっている。ゴールも決まっている。確実に達成感を得ることがみえている。その結果、需要・仕事が減少しているにも関わらず、無くなっているにもかかわらず、業務の効率を上げ、生産性を上げる。

テレワークにも同じことが言える。テレワークをすることで、職場のムダな人とのかかわりがなくなる。働きやすくなる。しかし、やっている業務・仕事を受取るお客様・相手がいなくなっている場合、そもそも、テレワークをする内容がなくなる。

新たな需要を創造する。そのやり方を身に付ける必要がある。すぐに新たな需要創造には至らない。簡単なことではないため。まず、何から始めれば良いのか。インプットを増やす。想像する。この2点なら、誰でもすぐに、どこでも始めることができる。

ある特定の範囲の仕事ができるようになる。やり方がわかり、習慣になり、自動化される。条件反射でできるようになる。いつのまにか、新たなインプットが減っていく。今までやってきているインプットも機能しないものも増えている。習慣でインプットをしているだけのものもある。

ご自身が今、どのようなインプットをしているのか。ムダなインプットは一旦、止める。新たなインプットができる空きをつくるために。

人間、負担感のあることは続けない。達成感などの快が発生しないことも続けない。新たなことは負担感を下げる。まず、下げ切る。それを3週間つづけて、徐々に負担感のあるものに移行していく。