分析が想像を阻害する

人は【好き・嫌い】【快・不快】で動く。

好きな人の話は聴くが、嫌いな人の話は聴かない。

快が発生することは続けるが、不快が発生することは回避する。

インプットを増やし、想像力を高め、新たな需要を創造できるようにする。しかし、本来解くべき問題を特定すること、問題の原因を分析する際に、人の思考習慣、行動習慣を起点にして実施しないケースに高い頻度で出会う。

「〇〇がない」「〇〇ではなかった」「〇〇ができなかった」「〇〇だった」「〇〇になっていた」「〇〇が不足していた」「〇〇を知らなかった」「〇〇していなかった」。その結果「〇〇が起きてしまった」。このような分析、深掘りをしても、実効性があり効果のある打ち手は出てこない。それぞれの現象に対して、人の行動習慣、思考の習慣の観点から「なぜ、そうなのか?」と踏込む必要がある。

新たな需要は、ある特定の人の問題、もしくは課題を解決することで創造できる。問題は基準・標準値より下回っている場合に発生する。課題は基準・標準値には達しており、より高いレベルを目指すことで発生する。いずれも、人間が関与する。人間が関与する以上、人間の思考習慣、行動習慣の観点から問題・課題を掘り下げる必要がある。

人は【好き・嫌い】【快・不快】で動く。

好きな人の話は聴くが、嫌いな人の話は聴かない。

快が発生することは続けるが、不快が発生することは回避する。

この観点が抜けている場合、問題・課題が解くべきものにならない、とくべきものになっていても、解き方が効果を発揮しないものになる。インプットを増やし、想像する。想像する際に、問題を抱えている相手、課題に挑もうとしている相手が、どう考え、どう動くのか?それを想像することが、創造に至るステップの1つです。人によって【好き・嫌い】【快・不快】の程度が異なる。その程度をインプットする必要もあります。