新たな需要を創造するためにはインプットが必要になる。
組織の社員の中で優秀な担当者がとる行動パターン。
- インプットから“正しい答をすぐに探そうとする”。
- インプットから“事実っぽい事実を探し思考を止める”。
- インプットから“正しそうなアウトプットイメージを探す”。
問題があるとすぐに解決しはじめる。
アウトプットイメージを必要とする。
この習慣は組織の中で担当者として仕事をする場合、必要になるスキル。求められるアウトプット・成果に向けて、最短最速で到着する。とても重宝され、優秀な担当者。しかし、新たな需要を創造する場合は、この習慣が阻害要因となる。
新たな需要を創造する場合、インプットは仮説をつくり、検証するために行う。その仮説が間違っていてもかまわない。インプットをすることで、間違っている仮説を少しずつ正しいものに近づけていく。
例えば、事業創造に関わるインプット読み解く際のポイント:
- その人(達)は目の前の危機を具体的にどうやって乗り越えてきたのか?
- 危機を乗り越えるための打ち手には、どのような考え方が背景にあったのか?
- なぜ、お客様・取引先を拡大できたのか?具体的にどのようなことをしたからか?
- なぜ、過去に上手くいったやり方を繰り返さなかったのか?
- どのようにして先を読む具体的な行動と思考を積み重ねていたのか?
インプットの中には書かれていないことまで想像していく。
インプットがあると、そこに書かれている範囲で思考を止めることがある。
時間には限りがある。同じ時間を使うのなら、これではもったいない。
テクノロジーは発達する。必要なインプットへアクセスすることは誰にでもできるようになる。そのインプットをどのように読み解くのか。その読み解き方のパターンをまずは知る。そして、その読み解き方のパターンを組合せ、新たな読み解き方をつくり、他の人が読み解かない、読み解けない内容を読み解けるようにしていく。それが、スマートクリエイティブマネジメント®の初歩段階で身に付け、習慣にするやり方。