答を探すリーダー。答えを創るリーダー

与えられたインプット、自分で探したインプット。

そのインプットをみて、その中から答えを探そうとする。今まで身に付けてきた常識に照らし合わせて正しいそうな答を探そうとする。分業化された組織の中で、プレイヤーとして優秀、そして、マネージャーやリーダーなどの人の上に立つ役割に選ばれた人の多くは、インプットをみて、そこに書いてある範囲の中で、正しそうな答を探そうとする。全体を俯瞰するよりも、自分がいる、自分が影響を及ぼせる範囲の最適化を速くミスなく実現することができる。正しい答はある。正しい答があることは、今までの需要・今までの事業の範囲の中で、上手く行くこと。もし、需要が減少する、需要が無くなった場合、この考え方では生き残ることはできなくなる。

一方で、インプットをみて、答えを創ろうとするリーダーが10人中1人未満の割り合いでいる。インプットの中に書かれていないことを想像し、組織の常識、やってはいけないことをやってしまう人。「なぜ?」「そもそも?」などの問いに対して内省しながら、仮の答をつくっていく。その仮の答を検証するためにインプットをする。

自分でつくった仮の答を検証するためにインプットをする。

正しい答を探すためにインプットをする。

同じインプットをするであっても、アウトプットは変わってくる。

どちらも正解であり、どちらも不正解。事業環境がそれを決める。誰かが創った需要がある場合は、正しい答を探すリーダーが正解。需要を新たに創る必要がある場合は、自分でつくった仮の答を検証するためにインプットをするのが正解。正解はお客様・取引先、市場が決める。自分が決めるわけではない。

これらを意図的に、客観的に行えるリーダーが必要になってきている。そのためには、創造力・クリエイティビティを体系的に学び、それを使ってみることが近道。