その道のプロに動いてもらうためには

相手はプロ。相手のドメインに入る場合は、相手に頭を下げて教えてもらう。そのインプットをもとに、自分の専門を活かし、相手に企画をつくりプロポーズする。相手からフィードバックを得る。企画の軸・幹はこちらの専門にもとづいて相手をあっと言わせる必要性はある。枝葉は間違っている。それでいい。そこは相手に教えてもらえばいい。枝葉は突っ込みどころがあっていい。しかし、企画の軸・幹は、こちらの専門をミスなく確実に発揮し創り込む必要がある。しかも、シンプルに簡単に、相手の言葉で。

目的は相手に動いてもらうこと。企画をプロポーズして厳しいフィードバックを得ることはありがたいこと。より深く教えてもらい、企画を叩き、より良い企画にする機会。そうすることで、相手の考えが企画に入ってくる。一緒につくりあげていくことができる。共創・創発の世界が発生する。

イノベーションにしろ、なんにしろ、創造をしていくには、共創・創発が必要になる。共創・創発を誘発するには、誰かが軸・幹を創り込む必要がある。軸・幹のつくり込みは1人の人にしかできない。その軸・幹を使い共創・創発がはじまり、議論が深まる中で、そもそもの軸・幹が変容することはある。それでよい。

共創・創発、イノベーションは言葉は簡単。しかし、そのはじめの一歩を踏み出す人は、ほぼいない。自分が試行錯誤して考えたことを、熱を込めて伝えつつも、相手からフィードバックがあった直後には、自分が試行錯誤し熱を込めていた状態から一気にはなら、他人事のように話を進めていく必要があるため。

その第一歩は、そもそもの目的が何かを明らかにすること。その目的が、ある特定の誰かの利益を計り、その結果、自らを繁栄するものになっている必要がある。ある特定の誰かの利益を計る。この利益は金銭的なものもあれば、非金銭的な利益もある。

熱意、本気は大事ですが、熱意、本気を持続させるためには、精神論だけでは続かない。