オンライン営業で「上手く話ができない」原因と解決の仕方

オンライン営業で「上手く話ができない」という人の行動パターン。

  1. 相手に話しかける
  2. 相手が話をする
  3. 自分が相手の必要としている返答ができない
  4. 自分の手持ちの知識を披露する
  5. 自分が気持良くなる
  6. 相手の反応が悪くなる
  7. 上手く話ができなくなる
  8. クロージングに入る
  9. 相手との関係が悪化する
  10. 次回、会ってくれなくなる

このプロセス中に以下のような言葉を無意識に発するようになる。

「やっぱり」「逆に」「あの」「思った」「かもしれない」「なんか」「うん」「えっと」「かな」

当然、相手との信頼は構築できない。では、どうすれば良いのか。

“2.相手が話をする”。その直後に、

「なぜ、この人はこのようなことを口にするのか?」

「意図は何なのか?」

「そもそも、どのような環境に置かれているのか?」

「何を伝えてあげると、相手が問題解決に向けて行動できるのか?」

このような問いを自分にかける。すぐにできるようにならなくていい。

明確な答えが出なくてもかまわない。

「〇〇さんがおっしゃった〇〇ですが、〇〇という意味ですか?」

「もしくは、〇〇ですか?」

のように相手に伝えていけば良い。

それを繰り返しているうちに、意図のパターンが増えていく。その結果、相手の話を聴いた直後に「おそらく、〇〇の意図だ」と想像できるようになっていく。想像力を高めていくには具体的なインプットが必要になる。

相手の言葉の意図を読み解こうとする。その目的は、相手が本来解くべき問題を特定できるようにする。そのためには、上記のようにして対話をする必要がある。難しく考えなくていい。まともなに接すれば良い。

相手の問題解決のために相手の言葉の意図を理解する。オンラインでもオフラインでもこれはかわらない。オフライン・直接対面で接触できる場合は、主導権を握ろうとしていた人が、オンラインで上手く話しができなくなるケースが圧倒的に多い。そもそも、「上手く話をする」この考え方に問題がある。

営業はオンラインでもオフラインでも、相手の意図を考えながら、それを渡して聴いていく。その過程で、相手が本来解くべき問題に気がついて行く。

冒頭の“オンライン営業で「上手く話ができない」という人の行動パターン”をインプットしておくことで、クロージングに至るまでの想像力を高めることができる。その想像力を高めるには具体的なインプットが必要になる。