できる人の行動をまねる。結果は出る。しかし、それだけでは、できる人を越えることはできない。

できる人の行動をまねる。これは成長していく上で、通過するべきこと。できる人の行動をまねるには、できる人の行動を観察する必要がある。ふだん、目では見ている。しかし、観ていることは圧倒的にすくない。見るは視界に入っては来る。しかし、その後、その視界に入ってきたモノゴトを想像しなおし、再現することはできない。忘れているため。観るは小さな動作、その動作が発生した状況・場面まで記憶し、想像しなおすことができ、再現できる。

観ることで「そもそも、なぜ、その行動を、その場面で取るのか?」などの問いかが発生する。その結果、その行動をする理由がわかってくる。その理由がわかることで、自分自身が今まで体験したことがない状況に置かれたときに、別のやり方を想像し、はじめることができるようになる。

できる人のポイント。のような情報を目にすることがある。書かれていることは正しいものが多い。しかし、そこには、その行動をなぜ、ある特定の場面でやるのかの理由、背景はほぼない。短期間で成果はでるようになる。環境が少しでも変わって直後から、成果が出なくなる。それでは、困る。

できる人の行動をまねる。結果は出る。しかし、それだけでは、できる人を越えることはできない。その理由は、できる人が採る小さな行動が、どの場面で、なぜ、発生したのか、そこまで把握できないことにある。

できる人の具体的な行動をまねることで、組織の中で評価されるポジションにはなる。しかし、環境が変わった直後から、そのポジションは底辺まで落ちていく。