対処を続けると相手のことを想像しなくなる。オンラインでは致命傷になる

誰でも相手のことを想像することはできる。自分が大切にしている人の事は、相手の姿や顔が頭に浮かぶ。想像できている。しかし、仕事になると想像できなくなる人が圧倒的に多い。特定の相手を想像して、その人が今、何を必要としているのか? どんなことで困っているのか? 相手が優先して解決した問題は何か? そもそも相手は問題に気が付いているのか? 気が付いていないなら、そうやって気づいてもらうか? など、このようなことを相手を頭の中に浮かべて問いかけ、シミュレーションをすることをしなくなる。

決められたやり方、今まで身に付けてきたやり方で対処、処理してします。頭の中に相手の絵はない。そのような人達がオンラインで人に接触すると決まって言うことがある「相手に思いが伝わらない」「相手に熱が伝わらない」。そもそも、特定の相手の事をオンラインで会う前に、頭の中に絵を描き想像していない。このような状態で、相手に思いが伝わることはない。

オンラインは対処を続けてきた人をつまずかせる。仕事をする。仕事は相手の解くべき問題を解決すること。相手を想像せずに、問題解決はできない。相手のことを想像しなくても相手の問題を解決できる場合はある。それは、開発者が特定の相手のことを相手よりも熟知している場合。そのようなプロダクトがあり、適切なマーケティンがされている場合。

オンラインで人に接触した際に「相手に思いが伝わらない」「相手に熱が伝わらない」と言葉が出てくる場合、そもそも、事前に相手のことを頭の中でシミュレーションできていたかを振り返ると良い。オンラインが仕事に入ることで、まともな人間関係がつくられていく。相手の目先、相手の半年、1年後、その後まで考えない“策略”は通用しなくなっていく。オンラインでは相手はいつでもシャットダウンできる。