相手を縛っている常識やルール・習慣に気づいてもらう

相手が問題を口にする。その問題を発生させている相手の常識やルール・習慣(以下、常識と表記)が何かを想像する。その常識が機能しなくなっていることに相手は気が付いていない。そもそも、その常識が何かを把握できていない。常識は習慣化されている。習慣は条件反射で発生するが、それ以外の状態で出てくることはない。したがって、自分で気が付くことが難しい。

相手に問題を発生させている常識が、相手との話の中で想像し、特定できたら、その機能しなくなっている常識の代わりに、今、正しい常識が何かを伝える。なぜ、それが正しい常識なのかを、人間の行動原理に基づいて伝えていく。そうすることで、相手が自分自身の機能しなくなっている常識に気が付くようになる。

そうなっていけば、あとは取る常識の代わりに身に付ける正しい常識が何か、その常識をどうとるのか。それを実現していくプログラムのたたき台を作成し、それを相手に伝えながら、相手の気づきを促し、具体化していく。

人間、自分の気が付いていない常識に適合しないやり方は、違和感が発生し、結局受け入れることはない。この状況にならないために、上記のやり方がある。