正解を探そうとする。正解を探すために相手の顔色を伺う

探すことができる正解は、既存の需要の範囲内にある。既存の需要の範囲内を掘り起こすことは、商売では大切なこと。それによって、確実にキャッシュが得られる。キャッシュがえられるからこそ、新たな需要を創造する時間が確保できる。

問題は新たな需要を創造する役割を担うリーダークラスが、正解を探そうとする。正解を探すために相手の顔色を伺っている。これは習慣。本人は問題があることに気が付いていない。組織の中で、すでに創造された需要に対処するために、ミスなく、より速く仕事をすることが求められてきた。その基礎体力、スキルはとても大切なもの。しかし、既存の需要の対処から、新たな需要の創造に仕事が移っていく場合、まず、今まで自分が身に付けてきた行動・思考パターンが何かを、新たな需要創造に必要な行動・思考パターンをインプットし、理解する必要がある。正しい状態がわかることで、現状の問題に気が付くことができる。現状の問題に気が付くことができるから、その問題解決をはじめることができる。

正解を探さない。相手の顔色を伺うのではない、相手の置かれている状況、相手がその状況で受けている刺激、それにたいする反応を想像する。その想像の中で発生している問題を仮で良いので設定する。その問題が相手の常識の中で機能しなくなっているものに関連するかを想定していく。問題の多くは、機能しなくなっている常識が発生させている。本人はその常識に気づくことができない。常識は身体化されているため。第3者が関わる価値がある。

正解を探そうとする。正解を探すために相手の顔色を伺う。

まずは、この習慣を取り除く。

言われて通りに反応する。

突き放すと返ってこなくなる。

喰らいつく習慣を身に付けてきていない。

次にこの習慣を変えていく。

創造型人材は体系的に育成ができる。

特定の誰かのセンスに頼っていては、その誰かがいなくなった直後から組織の衰退がはじまる。