成功体験が機能しなくなる前に、次の成功を創るには

ある領域で評価される。少なくともマーケティング面では試行錯誤を続け、成功するための商品と見せ方、伝え方は確立できている。特定の顧客にマッチできている。行動と思考のパターンができている。自分の中で、ふつう、あたりまえ、常識が創られる。その常識は習慣になり、条件反射になる。気が付かなくなる。

数年は上手くいく。必要としてくださる人がいる。しかし、必要としてくださる人の生活パターンと価値観・物指が、環境の変化と共に変わっていく。しかし、成功した商品と見せ方、伝え方は条件反射のレベル。

組織もしくは自分の一度、確立した常識から出られなくなる。

成功するまでは、お客様・取引先の想定外を想定するために、相手に関わり、相手を観察し、相手の現状・目先の問題・渇き・必要とするモノゴトを分析し、相手が何を想像しているのかを洞察していた。さらに、目先だけではなく、その先、中長期を想像していた。しかし、その習慣は無くなっている。※ここで特筆することは、分析で終わらない点。分析は現在までのことしかみえない。分析で終わらず、相手の眼先の想像、さらに相手の中長期の想像ができるスキル。

その結果、衰退をはじめていく。

組織もしくは自分の常識は、過去に成功した結果、その結果を創るためのプロセスのパターン化し、生産性を上げてきた。効率と効果があがる。それを人間は優先して使う。人間、負担感が少ない方を選ぶ。どれだけ意志を強く持っていても、人間の原理原則が発動する。快を求めて、不快を回避する。

上記は弊社が過去に各業種・業態で極めて優秀と評価される約3万人の行動と思考を観察、機能分析をし、再現性がでるまで実験と検証を続けた結果、観えたきた事実。

自分の常識を客観視するスキルを身に付ける。自分の常識の中で機能しなくなっているモノを見分けるスキル。この2つをまずは身に付けることで、成功体験が機能しなくなる前に、次の成功を創ることができるようになる。