クリエイティビティはコモディティ。特別なものではない

「クリエイティビティは標準化できないですよ」。自分は(自分達は)、特別なことをやっていると、優越感を得ていたい。

マーケティングにおいて、クリエイティビティは顧客が必要とする成果をつくる手段。マーケティング担当者の優越感を維持する手段ではない。顧客よりも、他部署よりも優越した立場を取りたい。このような動機づけ条件でマーケティングを続けていては、顧客のためにはならない。

クリエイティビティを分解すると以下になる。

1. 現実をパターン化する描写スキル

2. 顧客の問題解決のためにパターンを組合わせるスキル

3. そもそものインプットを増やす行動習慣

現実の顧客に対面で接触し、顧客に気持ち良く話をしてもらう。そして、インプットを増やし、パターンを生成していく。この行動が習慣になっていないマーケティング担当者は、顧客に必要とされない。マーケティング担当者の直接の顧客は営業・セールス。営業・セールスのトップパフォーマーは、マーケティング担当者よりもクリエイティビティが高いケースがある。その要因はインプットの量。

クリエイティビティには、特別なことは何もない。人が顧客のために働く際には、誰でもクリエイティビティを発揮している。クリエイティビティはコモディティ、日用品と同じです。

優越感が発生するから、マーケティングに関わる仕事が続けられる。これは事実。しかし、これを続けていても顧客は離れていく。優越感よりも達成感。顧客の問題を解決し、達成感を得る。まともなマーケティング担当者が必要になっている。

顧客に関わり、安心感、優越感、自己肯定感、達成感を順番に発生させつつ面倒をみる。その場面でしか、正しいクリエイティビティは発揮されない。関わる際は、顧客が気持ちが良くなることが前提。人は気持ちが悪いことは回避する。回避されたら面倒はみれない。

クリエイティビティを日用品のようにコモディティ化することも、エンジニアリングマーケティング総合研究所の機能の1つです。


※上記のクリエイティビティの分解は、極めて曖昧。誰でも同じように再現できるクリエイティビティの高め方は以下からお問い合わせください。