結果的にシンプルになる

シンプルが良いと言う。

確かにシンプルな方が、相手が理解でき望ましい反応をとってくれる確率が上がる。データをとっていて、シンプルな方が良いことは実証できる。

しかし、初めからシンプルにした物事の多くは、そうはいかない。相手が望ましい反応をとってくれる確率が大幅に下がる。

相手へ伝えて、反応を観察して、やり方を変えてみて、望む反応が得られない中で、その回数が日々、増やして行った結果、正しくシンプルなカタチになっていく。

トップパフォーマーの目に見える、耳で聴こえる小さなやり方をまねることは大切。それ以上に大切なことは「なぜ、そのようなやり方をするのか?」「そのやり方に行き着くまでに、どうしてきたのか?」を実際にまねてみながら想像し考えていくことが必要になる。

マニュアルは大切。マニュアルを運用する人の使い方に問題があるケースが圧倒的に多い。

「シンプルにした方が良い」それはそうだが、それだけを鵜呑みにしっぱなしでは、望む結果は出てこない。