思いの再現性は難しいが、新たな需要を創造には思いがいる

既存の事業、すでにある需要へ対処するリーダーとメンバーには、極論、思いがなくても、各箇所のハイパフォーマーの行動と思考の観察と推察によりやり方を具体的にパターン化、標準化し、それを負担感少なるはじめられるスモールステップに小さな達成感と承認の発生を設計し落しこむことで、業績・結果は確実に出るようになる。

これは既存の事業、すでにある需要への対処の範囲のこと。しかし、そもそも自社が収益を得ている領域の需要が減少している状況下では、上記の手法を使っていても、いずれは業績と結果は出なくなる。

では、どうすれば良いのか。

新たな需要を創造する役割を担うリーダーを育成する。事業開発のトレーニングのような、様々な戦略からマネジメントまでの手法を身に付けることは大切。しかし、それを身に付けても、新たな需要を創造することができないビジネスリーダーが圧倒的多数を占めているのも事実。

そもそもの思いが不足している。

思いを創るには、自分が動機付く問題を特定することからはじめる。その際には、自分が「それはふつう」「それはあたりまえ」と思っている常識やルールを言語化する必要が出てくる。常識やルールは身体化されているため、具体的に何かがわからない。この常識やルールを外していく必要がある。新たな需要は、現在までの常識やルールでは判断できない領域にある。

イノベーションも同じこと。

思いの再現性は難しいが、新たな需要を創造には思いがいる。

その思い気づき、強化する手法はある。