やったことが“ない”こと、新たなことは、なかなか始めることができない。
新たなことをはじめるためには、具体的な手順が必要になる。
「まず、○○をして」
「次に、○○」
「その次は、○○」・・・。
できることがある。ある小さな成果を出すための具体的な手順が、繰り返しやった結果、簡単にできるようになっている。習慣になっている。習慣になっていることは自動化、条件反射でできるようになっている。
このような状況下で、新たなことをはじめることはとても困難。人間は快に近づき、不快を回避する。これが行動科学、脳・神経科学の実験結果。納得感もある。
にもかかわらず、気持ちや思い、やる気や意識に頼ろうとする。その結果、結局できない。
新たなことを始める場合、大切なことが2つある。
① まず、負担感を限りなく認識・感受しない範囲の手順を具体化する
② それをやった後にどのような報酬・快が発生しそうかを想像する
これではじめやすくなり、はじめる動機ができる。
実際にやってみると、今まで頭で想像していたよりも、快、つまり報酬が発生する。次、やる時の心理的なハードルが下がる。