抽象的な正論、理屈、スローガンではモノゴトは変わらない

正論を言われると、かえす言葉がなくなる。
正しいことはわかるが、現業でどうすれば良いのかがわからない。
それ以前に、感情が拒絶することもある。

理屈はわかる。
しかし、仕事中にどう活かしていけば良いかがみえてこない。

挑戦やイノベーション、新たな取組みなどのスローガン。
大切なことは頭で理解できる。
しかし、はじめても続かない。
続ける動機が無くなっていく。

このような現実がクライアント先で起きている。

正論、理屈、スローガンを口にする目的は、現実を良い方向へ近づけるためのはず。しかし、そうはなっていない。伝える側が意図せずに、自分の存在意義を持つため、自分の自己肯定感を上げるために伝えていないかと思うことが多々ある。

伝える側は優位なポジションを取りやすい。そもそもの目的を考える時間を取った方が良い。

挑戦は何のためにするのか?
イノベーションは何のためにするのか?
リーダーは何にために育成するのか?

組織が競争に勝って行くため。

競争があるから能力が開発されていく。それがお客様や取引先の利益になっていく。その利益が自分達に入って来る。競争が無い場合、正しい努力を続けることは人間の行動原理・原則からは反する。人間は快に近づく。つまり、快に近づく。努力はすぐに快が得られない。

ふわふわとした新規事業開発プロジェクトでは結果はでない。経過報告が続くだけ。