求められていないアドバイスはしない方が良い

シニアの方々を今の時代に適応できるようにする。そのための訓練を依頼されしていて、毎回、思うことがある。

過去にできたことは、人から求められない限り口にしない方が良いということ。過去に自分が蓄積してきた能力は、求められない限り口にしない方が良い。

多くの場合、自分が今の事業環境下で、できると認知が歪んでいる。ほんとうにできることであっても、今の環境では、そのままでは使うことができない能力が多い。

自分の具体的なやり方と考え方を変えていく必要がある。

その際に大切なことは、【自分ができること“ではなく”、今、必要とされていること】から考えていくこと。今、必要とされていることを考えるためのインプットが不足している。インプットの仕方の幅が限られている。インプットの幅を増やすことは、残念ながらすぐには広げられない。興味が起きないため。興味は動機。動機がなければ続かない。

まず、すぐにできることは“相手の反応を観察する”こと。自分が何かをした直後に、相手がどう反応したのか。

多くの場合、残念ながら、必要としている反応は発生しない。稀に目を輝かせ「必要です」のような反応をしてくれる人もいる。真意はいわずもがな。

相手の反応を観察する。そして、相手はなぜ、そのように反応するのかを思考する。まず、ここから。

「自分は(そうではないから)大丈夫」と言ってくださる方も、まずはここからとお願いしています。

業界によっては30代前後からシニアと非公開で定義しているケースもある