イノベーションのために生産性と創造性の違いを理解する

生産性を上げる。少ないインプットで、より速く正確に標準的なアウトプットを出す。

時間を効率的に使う必要がある。インプットも同じようになっていく。これが習慣になる。習慣は条件反射でできる状態。脳の神経細胞のネットワークができている状態。

創造性を高める。できるかぎりインプットを増やす必要がある。インプットを増やすには、興味関心の幅を広げ、深くする必要がある。

生産性を上げる環境で行動と思考が習慣化されている場合、インプットを増やすことがしづらくなる。インプットを減らす行動・思考の習慣が身についているため。また、インプットを増やす行動をしていると、周囲から、ムダなことをしているように見られてしまう。その結果、創造性を上げるために必要なインプットが減っていく。

そもそも、なぜ、インプットを増やす必要があるのか。創造には想像が必要になる。インプットが変わらない場合、想像で描かれる絵・イメージは現状の焼き直し、延長線上になる。今の焼き直し、今の延長線上の絵・イメージを実現しようとすることは現状の改善にとどまる。現状の改善は、すでに需要があり、それを対処するための組織がある。これが前提になる。

改善・インプルーブメントとイノベーションを行うための思考・行動習慣は大きく異なる事がわかる。わかるため、イノベーションを意図的に起こすことができる。