例えば“リアル”。
直接、対面で、物理的空間を共有して人に関わること“だけ”が“リアル”とする人達。
画面、ディスプレイ越しに人に関わること“も”“リアル”とする人達。
画面、ディスプレイ越しに関わること“だけ”が“リアル”とする人達。
人によってリアルは異なる。
人によって常識は異なる。
このような状態で、常識が異なる人同士が関わるとどうなるか?
話がかみ合わない。
お互いにふつうに話をすればするほど、さらにかみ合わなくなっていく。
その結果、この2人がうまくかみ合えば、よい成果が得られることが明らかにみえていても、お互いがお互いに、関わらなくなる。人間には感情で動く。感情は“好き嫌い”“快不快”。理屈ではない。
別のケース。
目にみえる物質を扱うことを“リアル”ビジネスとする人もいる。目にみえる物質を扱うビジネスを優位に観ている。これはほぼ条件反射。
自分自身が目にみえない非物質にお金を支払っていることがわかっていない。彼ら彼女達からすれば、この非物質をつくり、流通させているビジネスは、“リアル”ビジネスではない。
商売をするのであれば、相手の常識で話をする必要がある。相手に動いて頂かなければ、商売ははじまらない。