望む状態、正しい状態の絵があるから「なぜ?」が機能する

望む状態の具体的で精緻な絵。正しい状態の具体的で精緻な絵。

具体的で精緻な絵が無い場合、現状と比較するものがない。比較するものがないため、違和感を認知できない。違和感を認知できないため、「なぜ?」が発生しない。

問題が起こる。原因分析をする。「なぜ?」を問う。と教科書は言う。しかし、そもそもの望む状態の具体的で精緻な絵、正しい状態の具体的で精緻な絵がないため、結局、他責になっていく。ムダな時間。そもそも、違和感を認知していないため。

具体的で精緻な絵は、数字目標ではない。数字目標だけでは、人間、動機づけられない。未来に実現する絵をマインドイメージで観ることで、報酬が先取りできる。報酬の先取ができるから、今までやったことがない、解いたことが無い困難な問題に対峙し、解決に向け進めることができる。報酬は快。人間、快に近づき、不快を回避する。これが人間の行動原理と原則。

ストーリーで語るという。ストーリーは言語・文字。そもそも、具体的で精緻な絵が無い状態、多くは、数値目標とスローガンの方針がある。この数値目標とスローガンの方針を、いくらストーリーに展開したところで、人は動機付かない。

具体的で精緻な絵が無い場合、いままでやったことがあることをやる。やることでほぼ確実に小さな達成感を得ることができるため。悪気なく無意識で、優先順位が下がっていく。決まっていることをミスなく、より速く対処する場合であれば、これで良い。

しかし、新たなことを始める場合、これでは先に進まない。具体的で精緻な絵が必要になる。絵・マインドイメージを描くやり方を学習してきていないケースが圧倒的に多い。学んだ経験があっても、決められたことをミスなく、より速く求められる環境にいることで、絵を描くことができなくなっていく。習慣が変わる。習慣が変わることは、脳の神経細胞のネットワークが変わること。改めて絵・マインドイメージを描く訓練をする必要がある。