自分の都合、組織の都合では、商売はつづかない

自分の都合を相手に押付ける。

組織の都合をお客様に押付ける。

パワーバランスが効いている内は、これでも商売はつづく。

しかし、環境が変わりパワーバランスが崩れはじめると、関係も崩れ始めることがある。

相手やお客様が、以前から不満を持っている。しかし、パワーが弱いため不満を前に出すことができない。その間、相手やお客様が”将来の環境変化に対応する”、”将来の環境変化を起こす”ような取り組みをはじめ、続けている場合がある。

取引にはパワーバランスがある。どちらかが優位な立場にいる。しかし、環境が変わる場合、取引のままでは価値創造はできなくなる。取引から取組へ変えていく必要がある。取組の関係性は共同型。共同型はともに、まだ見えない問題をみつけ、その解決策をともに創っていく。前例がないことに挑戦し、それを続け、結果を出す。

この状態はそれぞれの都合を押し付けることは無い。それぞれの都合を押し付けようとすれば関係は崩れていく。お互いの繁栄は無い。

主導権を握れるだけの価値を創造できる思考と行動習慣は身に付けた方が良い。しかし、それを使い、相手やお客様を誘導しない方が良い。共同型に持っていく方が良い。その方が付き合いが長くなる。商売はスポットでは拡大できない。利益金額が積みあがっていくことは無い。

相手の利益をつくるために、日々、努力を積重ねる。相手の将来を見通す努力も続ける。見えなくても観ようとする回数がとても大切になる。