職務・ジョブの定義には想像と構想が必要になる

現在の業務はRPAなどが担ってくれる。したがって、現在の業務をもとに職務・ジョブを決めても無駄になる。よく考えてみると、ジョブは将来の利益の出る事業の絵の実現のために具体的にどのような戦略をとり、その戦略の実行を担う人にやってもらうことは何かを定義したもの。今の役割や業務、ましてや能力をもとにジョブを決めても意味はない。RPAを使うことで改めて認識ができました。例えば、今現在の管理系の職務をどれだけ正確に定義づけても、その職務はRPAが担うのだから。職務・ジョブを定義するには、自社が勝っていくための将来の絵、将来のお客様や取引先が何を必要とするのか?その必要を満たし必要な利益金額を得るためにどのようなポジションをとっていくのか?最低限、これらが職務・ジョブを定義するには必要。

管理系にかかわらず、営業であればSFA(セールスフォースオートメーション)が今まで以上に操作性が上がる。開発設計施工もBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)により、人間が担うことが変わり始めている。今後、どのように変わるのか?それを想像したうえで、職務・ジョブを定義することに気づき始めた人がではじめています。

組織で働く人は、ある程度決められた範囲の仕事をミスなく、より速く対処することで評価を得ていく。やり方をパターン化して、それをルーティン化することにたけていく。これは想像・構想とは別の習慣。掛け声、方針、スローガン、知識研修では変わらない。具体的な訓練・トレーニングが必要です。