相手の立場が想像できるから“礼儀やマナー”を使いこなすことができる

周囲に対する配慮。
他人に対しての想像力。

ビジネスにおいて礼儀やマナーを重視する目的は、いい人になることではない。いい人に見られる程度の礼儀やマナーでは、売上や利益はつくることはできない。

継続できるビジネスは、相手の利益をはかり、その結果、自らも利益を得ていくもの。相手のことを想像できるが基本。組織の中で仕事をすると、方針に従うことが習慣になっていく。つづけることで、方針を自動的に受け入れ始める。その結果、ほんらい利益をはかる相手のお客様や取引先に自社の都合、自分の都合を押し付けるようになっていく。

気づくと、相手のことを想像できなくなっていく。それでも「相手の立場で」とスローガンは組織の中で発せられる。悪い場合は過去のパターンで処理・対処するスローガン「お客様のために」がではじめる。

自社・自分の打ち手・行動に対して「お客様はどう思うのか?」を問いかけた際に、
① お客様の言葉ではなく自分たちの組織の言葉が出る
もしくは
② お客様から得た限られた事実のみが言葉になる

この①と②になった場合、確実に自分と組織の都合をお客様・取引先に悪気無く、習慣で押し付けていると判断できる。