悩むことがあったら、まずは目の前の仕事に“相手の立場になってみて想像し”全力を注いだ方が良い。

仕事は相手の問題を解決するためにやるもの。自分の都合を押し付けるものでは無い。

自分都合で「相手のために」は、一見、相手のことを考えているようだが、実は自分のことしか考えていない。本人に自覚は無い、悪気も無いケースが多い。それだけにたちが悪い。ぐいぐい攻めてくる。迷惑でしかない。本人はおそらく嫌がられていると認識できない。

相手の立場から、相手のことを想像することは、簡単にできることではない。相手に深く関わる経験が必要になる。極端に言えば、相手と一蓮托生で関わり続けた経験が必要。1つでもそのような経験があれば、それを核にして価値観や経験が異なる相手のことを、相手の立場から想像する仮説が構想できる。仮説が構想できれば、相手に関わる中で検証ができる。

コミュニケーションの効率化が進み、便利にはなる。一方で、相手との関係が希薄なままでやり過ごせてしまう。その結果、相手の立場から想像する経験・訓練が積み重ねられない人が増えている。