新たな取引・需要の創造は、取引先やお客様との関わりの中でしか生まれない。相手の話の腰は折らない方が良い

きれいなプレゼン、かしこまったやりとり、メリットデメリット、投資対効果。など。ここから新たな取引・需要は創造できない。

これらは目先ではとても効率的で生産性は高い。これは事実。オペレーションを高めていくにはこれでも良い。

もし、新たな取引・需要を創造しようとしたいなら、目先では非効率、目先の生産性が低い時間が大事になる。相手が気持ちよく仕事の話をする。それに対して、こちらのポジティブな考えや意見、相手の立場から想像してより良くなりそうだと想定するアイデアを言葉にする。お互いに、お互いの話の腰は折らない。

「私はそうは思わない」「それは〇〇だから違う」「以前やって上手くいかなかった」このような言葉が出ていては、何も生まれない。このような会話をするのであれば、過去の実績、取引を踏まえて今後の数量・金額をメールで詰めていけばいい。オペレーションの延長なのだから。

お互いに相手の利益をはかる。お互いにお互いの立場から想像してみる。そうすることで否定できることは無くなる。相手は相手の立場から考えている。どちらも正しい。矛盾を矛盾のまま矛盾なくとりあつかう。

自分を相手より良く見せたい。自分が主導権を握りたい。こちらの考えを飲ませたい、押し付けたい。これでは何も価値は生まれない。既存の延長で、縮小均衡に突入するだけ。お互いの利幅が削られるだけ。

目先の効率を追求して良いことと、目先の非効率を許容することを分ける必要がある。一律にすべてを効率化することは、すべてをオペレーション化すること。オペレーション化は標準化。標準化はやることが決まっている。決まっていることを、よりミスなく、より速くこなすこと。その先にあるのは、機械化・無人化。そして、需要の減少、自社の利益減少。固定費削減。

仕事をする相手のとの関係性にはレベルがある。関係性のレベルを上げるやり方を教えて方が、目先も先々も効率化でき生産性があがる。システムを入れても効率化できない。完全無人化できるのであれば、システム化は生産性があがる。