「人に恥じない立派な生き方」と善之巡環

当社はYKK APとYKKの創業者 吉田忠雄さんが実践の中で体系立てられた善之巡環「他人の利益をはかり、自らを繁栄させる」を、今の時代、これからの時代にも活かすことができるように実験検証するために創業しています。

各企業と取引をさせて頂く中で、善之巡環は「人に恥じない立派な生き方をしよう。どんなことがあっても続けよう」という想いがあるように経験を通じて思うことがあります。

自社の製品を販促や値下げで、取引先に押し込む、買わせる。クロージングトークや心理的な技術を駆使して。数字がつみあがることの達成感や周囲から「仕事ができる」と承認され。自社の利益に貢献できている。その結果、社員の給与と社会保険を毎月支払うことができる。しかし、どこか後ろめたさが残る。

自社の製品を販促や値下げで、取引先に押し込む、買わせる。取引先の目先の粗利金額は増える。取引先の利益に貢献はできている。しかし、その先に、取引先の利益をはかることができているのか?それは極めて怪しい。

相手のことを相手の立場で想像して、相手に関わり、想像(仮説)を検証していく。目先だけみれば、これは極めて非効率、生産性が低い。しかし、先々を見越した場合、効率的で生産性が高い。

毎月の現金の入金は必要。それがあるから社員の生活が維持できる。そのうえで、効率化してはいけないことは、非効率でも許容するマネジメントが必要になる。

キレイごとではなく善之巡環「他人の利益をはかり、自らを繁栄させる」「人に恥じない立派な生き方をしよう。どんなことがあっても続けよう」は実現できること。

一番のボトルネックは、人間は負担のあること、めんどうくさいことを回避する。トレーニング・訓練を通じて、この習慣を変えていく必要がある。