相手の常識で考えてみる

良かれと思って何かを相手にする。
相手が不快感を表情に出す
「せっかくしてあげたのに」と
不機嫌になる。

どちらにも悪気はない、
お互いにお互いの常識から
考えようとしないだけのこと。

考える、思考する、想像する。
これらが人間にとって負担感の
あることだと証明している。

脳神経科学、行動科学の研究結果
からも人間は考えることを得意と
しないことがわかる。

目先の快に近づき、不快を回避する。
思考するは目先の不快感。

仕事にしろ、何にしろ、
相手に動いてもらう必要がある。

相手に動いてもらうにも関わらず
自分の常識から打ち手を考える。

その打ち手が上手く行かない場合、
相手が悪いとしてしまう。
これでは状況が悪くなるばかり。

相手の常識を考えてみる。
相手の常識から
自分の打ち手を検証してみる。

相手への思いやりの話ではなく、
そもそも、目的が何なんのか?
そこに立ち返る必要もある。

人間すぐに手段を目的化する。
特に指示されて動く場合は、
これが顕著に表れる。

そして他責が蔓延する。