成功事例を横展開する。優秀な人材、チーム、部門、拠点、箇所、店舗、工場などの。成功事例は結果。結果を広く共有する。共有しようとある部署や人が考える。当然、インパクトの高い、華やかさのある結果を共有する。
それを全体でやらせようとする。当然、全体で継続できるわけもない。それ以前に、成功事例に至るまでに積み上げてきた地味な小さな行動と思考は、ほぼ共有されることは無い。もし、共有されることがあっても、それを続けることは極めてまれなこと。達成感も得られない、承認も得られないような地味なことを継続することは困難。そもそも、その地味な小さな行動と思考が重要だということに気が付かないケースもある。結果をみにいく。しかし、観察する観点が不足する。まねる、再現する対象がずれる。無駄な時間になる。
結果を出すための日々の小さな行動や思考を具体的に共有する。具体的にすればするほど、量が増える。量が多いものは8割以上の人は回避する。やらない。つづかない。増えた量の中で、何がポイントなのか、勘所なのかを特定する。それならば、継続する確率が高くなる。
一方で、それをやったかどうかをチェックする仕組みを入れる。ただやることが目的化される。そもそも結果を出す目的が消えていく。チェック、報告することが目的になる。
そもそもの目的が何なのか?そこに立ちかえる。しかし、そもそもの目的が、昨対〇〇のような具体的な絵がともなわない数字だけ、もしくは精神的なスローガン。これは目的にはならない。人を動機づけることはできない。人は動かない。動いているふりをする人はいるが。人が動機づけられるのは、臨場感のある具体的なイメージ・絵。
ストーリーが大事という。それは事実。では、ストーリーはどうやって積ぎだすのか?臨場感のある具体的なイメージ・絵・空間を時間軸で動かすことで、ストーリーは積ぎだされる。臨場感のある具体的なイメージ・絵・空間が「ない」状態で、ストーリーを出そうとするどうなるか?。。。