仕事をすることが目的になる。そもそも、その仕事をする目的は何なのか?

組織であれば、ある程度、職務が決まっている。その職務を遂行するために、やり方をおぼえ、身体化していく。職務が今までよりも、より速く、よりミスなくできるようになる。達成感が発生し習慣になっていく。習熟していく。

しかし、この段階に来た時に、そもそも「この仕事の目的は何なのか?」を考え始める人と、そうではない人にわかれる。

目的を考えられない人は「それは私の仕事じゃない」「うまくいかないのは〇〇さんがやらないから」「〇〇が悪い」と他責にしていく。相手も当然問題がある。他責にできる要素はある。しかし、それで関係が悪くなり、環境が悪くなる。不快が増える。人間、不快を回避する。

この状況でも良いと考えるなら、それはその人しだい。強制はできない。もし、たしかにと思うのであれば、ご自身がやっている職務のそもそもの目的が何なのか?をすぐに応えがでなくても、自分に問うてみると良いです。答えが徐々に観えて、仕事がしやすくなり、楽しくなっていきます。

「この仕事のそもそもの目的は何なのか?」

小さな行動だけれども、とても大きな変化が生まれる。金と時間をかけて制度をつくるよりも、よっぽど効果がある。

「社会的な課題を解決しよう」「持続可能な〇〇」「生産性を上げよう」「時短」「働き方改革」などを掲げる前に、やることがあると私は考えています。人間には感情がある。正論、キレイごとを押し付けても、人は続けてはくれない。