「目先の矛盾を『矛盾のまま』『矛盾なく』取り扱う」方が生きやすい。否定できることは無い。

人それぞれが生きている環境、行動と思考パターン、パターンが形成された文脈がある。これらを踏まえると、それぞれの人が感じること、思うこと、考えることはすべて正しい。

自分の都合を押し付けると、当然、相手は違和感を得る。お互いに「相手が間違っている」と思考する。自分の都合からすれば、相手が間違っているのは正しい。

しかし、これを続けていても何も前に進まない。お互いにネガティブな感情が解消できず、より悪くなっていく。誰でも経験、体験していること。

「関係は悪いよりも、良いほうが良い」と私は考えています。

「相手の都合からはじめてみる」

完璧にはできないけれど「相手の立場から相手のことを想像してみる」

「相手の立場から、自分が伝えたこと、自分がやったことを観てみる」

こういったことを少しでも生活の中、仕事の中でやっていくことで、お互いに「いがいと良い人かも」と思うようになる。悪い人もいるが、レッテルを貼ってしまってるだけの人もいる。

「相手のことを大事にする」これは継続性が無い。

「ネガティブな感情はおさえる」「イライラは流す」

目先の問題は解決するが、根本の原因は変わらず残る。いずれまた同じような状況に直面する。それを回避するために、その相手と距離をとるようになる。距離をとって良い相手であれば、それでよいが、仕事の場合はそうはいかないことの方が多い。

「やらない〇〇さんが悪い」と言ったところで、業務プロセスは先には進まない。仕事が滞るようになり、結局、自分にも間接的に被害が出るようになる。

人それぞれ常識が異なる。相手の都合、相手の立場にできる範囲でなってみる習慣は、仕事にせよプライベートにせよ、大事なことだと私は思っています。