いらないものを整理していたら新聞記事が出てきました。20年以上前の東京芸術大学 取手アートプロジェクト第1回目。カオス(混沌)でした。新設学部のため設備がない。あるのはアートの世界で最前線で戦っていた尖りのある教官と現状のアートに違和感を抱いていた年齢差が10前後ある学生達。混沌した中でパワーが充満していた。
改めてカオスは創造には必要な要素だと思います。秩序ばかりだと、当事者意識の無い人ばかりになる。パワーが無くなり、頭だけでわかろうとする人が増える。やる前に失敗しない事実・ファクトを求める人が増える。何も成し遂げることは無い。
身体感覚でわかることが大事だと、スマートクリエイティブマネジメント総合研究所とメンバーと研究を続けていて私は思う。
エヴァンゲリオンも2021年3月8日に”後ろ向きな”混沌から”前向きな”混沌の日常になった。
さまざまな教育がある。どれも状況によって、正解になったり、不正解になったりする。何一つ、否定はできない。「矛盾を 矛盾のまま 矛盾なく取り扱う」思考の訓練が必要になる。
知識やスキルを教えるのは秩序を増やしていくこと。秩序からは成し遂げるパワーエネルギーは発生しない。成し遂げるパワー・力を引き上げるには、混沌を意図的につくる必要がある。
時間も人が混沌から創り出した秩序。ふつう、あたりまえに従っている。
Order out of Chaos.