パワハラのパワー・怒りは別に使った方がお互いのため。将来の社会のため。ではどうすれば良いのか?

「うちのリーダークラスは、言われたことは真面目にやる」

「うちのリーダーがパワハラに該当することをしてしまう」

「どうにかならないか?」と相談されることがある。

弱気を助け、強きを挫く。この反対のことが起きている。私も組織でサラリーマンをしていたため、こうなる心理は身体感覚でも理解はできる。組織向けの行動科学を専門にしていたため、パワハラには至ることはなかった。

パワハラを防止するために、怒りを消し込むトレーニングをする企業もある。私も受けたことがある。このトレーニングは以下の条件が満たされている場合は、とても効果が高い。

  • 需要がすでにあり(業務がすでにあり)
  • 需要を獲得するやり方がある程度確立され
  • 組織の分業化が進んでいる
  • その需要が今後も増えていく見込みがある

この場合、怒りを消し込むトレーニングはとても効果が高い。感情に左右されずに、指示されたことだけを徹底させたほうが効率よく成果が得られる。その結果、従業員や管理監督者の思考力は無くなる。思考力が無くなっても、それ以上の金銭的な利益が得られるため、問題視はされない。当然、相手の立場から考えたり、想像する習慣は消えていく。その結果、RPAなどのロボットに職務担当が置き換わっていく。ロボットの方がこの領域では、パフォーマンスが極めて高いのだから。

一方で、需要が減少しており、今後、新たな需要や新たな取引を創造していく必要がある組織では、怒りを消し込むことは大きなロスにつながる。怒りはエネルギー、そのエネルギーを消していては、新たな挑戦は始まらないため。弊社のABAオペレーションズ研究センターは、パワハラが起こる原因は大きく3つあると考えています。

今の私たちは3つ目のリーダークラスを育成していく必要がある。そのために、弊社は創業しています。1と2を3に上げていくためのやり方を無償で公開しています。目的は需要創造型リーダーを開発する市場をつくるため。その手前は速く解消したい。弊社にとってはムダのため。

小手先の手法で解決できることではない。福利厚生を良くしたりとか、小手先の承認をしたりとか、表彰したりとか、部分最適な業務改善では、目先は良くなったように見える現象が発生するが、根本の問題は解決できない。

また、そもそもの事業戦略が必要になる。「昨年対比〇〇」は事業戦略ではない。これはオペレーション。オペレーションからクリエーションへ移行する必要がある。クリエーションの根本は「相手の立場から“相手を想像する”」こと。相手のことを想像するは、相手の今と今後の行動・思考・感情・心理。そして「相手の立場から“自分の打ち手を想像し検証する”」。自分の立場、自社の立場からの想像では、オペレーションから抜け出すことはできない。

そもそも、

  • 相手の立場から相手のことが想像できる
  • 相手の立場から自分の打ち手の検証ができる

のであれば、パワハラなどの人を傷つける行為に至らない。社会人以前に身につけていれば、もう少しまともな社会になると私は考えています。

制度で縛っても、人間の行動は変わらない。人間、快に接近し、不快を回避するもの。人によって快を我慢できる期間と欲する快の種類が異なるだけのこと。行動が変わらなければ意識や考え方は変わらない。

自分の立場からの想像では、組織も人間も幸せにはならないと私は考えています。

これらは見込み顧客、リードを獲得するランディングページでもあります。しかし、ノウハウをご請求いただいた方に、弊社から営業をしかけることはしません。納得できる人は、ノウハウを使っていただいた後、弊社へご連絡ください。連絡先を入手する。そこからゴリゴリアプローチする。そのようなやり口は、お互いの利益にならないため。