「利益の最大化」は重要。誰の利益なのかが最重要

利益を最大化していくことは、企業が存続していくための必須の条件。これは良く言われていること。利益が出ることが見通せていないと事業を維持するための人の採用、給与のアップが継続できない。毎月の給与などの固定費の支払いが滞る。

そもそも、誰の利益を最大化するのか?

継続する事業の場合、銀行口座への現金の入金は、取引先やお客様がしてくれる。どうすれば、取引先やお客様からの現金の入金金額が増えるのか?

取引先やお客様の利益を最大化することで増えていく。利益は金銭的な利益もあれば、そこに至る非金銭的な利益もある。この利益を最大化すること。

この利益の最大化は継続した取引の結果もたらされる。継続した取引をするにあたいする取引先・お客様なのかの判断が必要にはなる。公正で持続可能な社会は、結局、このこと。

この前提には「相手の立場から、相手のことを想像する」「相手の立場から、自分の打ち手を検証する」、相手の立場から想像する習慣が必要になる。「そんなこと、あたりまえだ」と頭では理解できる。しかし、組織が分業化されていく中で、相手が消えていく。上がつくる方針と指示に従う、具体的には「やったか、やっていないか?」を報告・チェックする。エクセルを埋めて送信する。会議をうまくスルーするパワーポイントをつくる。その中で、現金を入金してくださる取引先・お客様の立場からは消え、自社の都合を押し付けるようになっていく。

自社の立つ場からの販促ツールにそった売込み、目先のメリット訴求(不安のあおり)では持続はしない。取引先・お客様の利益を最大化を第一優先にしない場合、おかしなことが起こる。自分の利益から思考が始まる場合など。

この状況を変えていくには、各現場のリーダーしだい。トップしだいと言うが、トップは現場からは遠すぎる。