科学的なエビデンスは大切。加えて身体感覚も大切。両方必要

科学的なエビデンスはとても大切なことはわかる。弊社も応用行動分析学、行動科学にもとづいて、組織で働く人達の行動と思考を観察、機能分析して、どうすれば事業戦略が実現できるのかサービス提供しているため。

現状と先々に近づける目的を比べて、解くべき課題を決める。現状と先々の目的が昨対〇〇のような延長線で確実に結果が出る場合は、課題が過去に解いたことのあるようなものであれば、すべて科学的なエビデンスで進めた方が結果は効率よくでる。

しかし、先々に近づけていく目的が昨対〇〇ではなく、今とは異なる具体的で臨場感のあるイメージ・絵の場合、その目的と現状を比べ解くべき課題を明らかにすると、その課題は過去に解いたことのないものになる。解いたことのない課題解決に科学的なエビデンス、つまり過去を適用して、上手く行くはずはない。できるかぎ科学的なエビデンスで抑えるが、最後の詰めをする際は、実際にやってみて身体感覚でえた事実をもとに、何が最適なのかを想像して、ぎりぎりまで思考を続け、最後はエイやで決める。その方が、結果は確実に上手く行く。

科学的なエビデンスだけでも結果は出せない。身体感覚だけでも結果は出せない。

どれだけ他の人からの評価が高く、他の人に信頼されていると言われている人であっても、直接会った直後に「なんだか違和感がある」場合の違和感は身体感覚。この身体感覚のベースには過去の蓄積がある。過去に人と関わる中で得てきたもの。このデータベースのようなものに科学的なエビデンスを与えることは、極めて困難。

しぐさの違和感、服装の違和感。常識的で清潔感があるが「何かうそくさい」「つくられている」のような。

目は口ほどにものをいう。これにも科学的なエビデンスを与えることは難しい。しかし、人に関わる頻度、関わる人の種類、関わる深度が上がれば上がるほど、目は口ほどにものを言うは正確なもの。この領域は芸術。

目がくすんでいる。

目が死んでいる。魚の目。

目に力がない。

このような人が口にすることが、どれだけ素晴らしくても、他の人がすごいといっていても、信用することは無い。この科学的なエビデンスの無い判断は、確実に正しい結果を生む。経験値を増やしていくことの重要さ。機械、ロボットが人間が思考せずにパターンで、条件反射でやっている仕事を、代わりにやってくれる。しかも、文句は言わない、疲れない、時間の制約もない、辞めるリスクもない。人件費よりも低価格になり、ユーザーインターフェースが自然に使えるようになれば、一気に機械化、ロボット化は進む。

人間は過去に解いたことのない課題解決に取り組む経験を積み重ねていけば仕事は無くならない。

仕事が無くなるというが、そもそも、仕事は誰かの役に立つことをすること。機械化・ロボット化できる仕事は、人間がやるよりも機械・ロボットがやってくれた方が、役に立つケースが多い。わかりやすい例が、会計・経理関連。ロボットのRPAと連携するAI、OCRさん達は、「〇日かかります」とイラっとする返答はしない。「今から帰りますので、明日で良いですか?」と返答しない。依頼すればほぼすぐ出してくれる。しかも、人間よりも正確に。パターン化できるにもかかわらず、ブラックボックス化して仕事を囲い込むことも、ムダな仕事をつくることもしない。

人間は過去に解いたことのない課題解決に取り組む経験を積み重ねていけば仕事は無くならない。そのような人材を開発するテキストを無償で公開しています。以下からご覧いただけます。ご活用ください。なぜ、無償なのかの理由も明記させていただきました。