共働型で入り込むから相手のことがわかり提案ができる。共働の無い提案は提案と言えない

「提案をする」と簡単に言葉にする。この場合の提案は、自社都合・自分都合を相手におしつけようとする。わかりやすいのが「提案ツール」。提案ツールは標準化されたフォーマット・テンプレートがある。そこに、取引先や顧客の名前を変えていれる程度の修正を加える。「〇〇さんのために」のような枕詞がつく。しかし、実際はそうではない。

本来、提案は取引先や顧客と仕事を共働する中で、相手のことがわかってくる。相手が「目先で何で困っているのか?」「どうしていきていのか?」「そこに近づくためにどのような問題を解決すると良いのか?」「どうやって解決するのが、現実的なのか?」などが観えてくる。それを話をするたたき台・インプットにする。これが提案。この提案は、自社都合・自分都合は無い。相手の都合が優先されている。仮に内容が間違っていたとしても、大きな問題にはならない。たたき台・インプットがあることで、相手が思考をしやすくなる。これだけでも価値がある。

なぜか?そこまでやってくれる外部はそうそういないため。多くの外部は、標準化された提案ツールもしくは、組織内の誰かがつくったテンプレートで提案をしてくるため。

相手のことをどこまで想像できるのか?それが大切になる。組織の中で仕事をしていると、ある範囲の中で、より速く、よりミスなく仕事をこなすことが評価されていく。こなすことが目的になる。アウトプットを受け取る相手がみえなくなる。

取引先やお客様に限らない。リーダーやマネージャーであれば、メンバーや部下がいる。彼ら彼女達の立場から想像できているのか?